苑内余話

　今回もエーデルブルーメの話題を少々。
　はじめて、付属のアンケートを出しました。本来、私はあまりこういうのは書きませんが、これに関しては、なぜか書いていました。駄作という判断を下したいのですが、設定が私的に面白い。輪廻をテーマに扱ったものは割とあります。たとえば、遙か３は運命を書き換えるという輪廻を断ち切るというものですし、私はまだ読んだことはないのですが、有名な三島由紀夫の『豊穣の海』は輪廻がテーマです。
　エーデルブルーメは、輪廻がテーマとなり、テレビゲームという輪廻の再現方法として画期的なもので描かれるということで期待していました。
　まず、輪廻の概念として最も遠い吸血鬼がいること。吸血鬼は基本、不死の存在であり、輪廻という概念には属していません。吸血鬼は、直線の存在であり、輪廻とは違った終わりなき状態に置かれていると考えます。輪廻にもっとも遠い吸血鬼が、輪廻をどのように考えているのか、その部分に期待していました。ゲーム中では、ジェラルドは、見守る立場なのでいわゆる輪廻を肯定しているのかなと思いました。反対に、バラージュはその言論からも推察されるように輪廻を否定する立場なのかな。
　新たな輪廻の見地があるのかなと思いましたが、結局はなくて残念です。まあ、新たな輪廻の見地を求めるのは少し酷かと思いますが、せめてゲームとしては完成したものであってほしかったです。
　主人公がシスターでしたし、キリスト教と輪廻とは教義上相容れないものなのでその辺の葛藤とかあったらよかったのにな。
　あと、前世のアルトメイデンの描写が全くされていないのが気になりました。大体は、ジェアルドとパラージュが述べたもので、直接の描写？らしきものは、輪廻が断ち切られたあとの一章のはじめくらいですかね。現在のメアリと前世のアルトメイデンの時と、おそらく考え方なんかは違っていると思いますので、もし前世の記憶が戻ったり、知ったりしたらきっとメアリは悩んだりすると思うのでそのへんが描かれていたら面白そうなのにな。ジェラルドは、前世を愛しているのか、現在を愛しているのかとか。せっかく友好度があるので、パラが低かったら、前世と答えるとかあったらいいのにな。
　長くなりましたが、こんなへんのことを思った次第です。なんとなく明日もエーデルのことを書きそうな気がします。当分の間は、エーデルを考えるという題のもとにつらつら書いてみようと思います。

　久し振りに日記を書いています。見てる人なんているのでしょうか？
ただいま、エーデルブルーメをプレイ中ですが、いろいろ残念な気分です。まだ、すべてのスチルが出ていないのですが、感想を書いてみたいと思います。

ジェラルド
　おそらく、メインの一人。なぜ、おそらくと言うのかと全く主人公との話が見えませんでした。どうやら、この物語の謎のひとつ、アルトメイデンなる人の夫らしいのですが、話のなかでは深く触れられませんでした。主人公のために何かしていたようですが、それもわかりませんでした。

コンラッド
　一番、話がまとまっていたのでわかりやすかったです。しかし、最後にパラージュと闘っているのはいきなりすぎてイベントが始まった瞬間、目が点になってしまいました。主人公の正体に対してある程度、見当をつけているようでしたが、彼の口から語られるのかと期待していましたが、いろいろで片付けられてしまいました。

ヴィクトル
　幸せのＥＤがある人。ヴィクトルとオーギュストに共通して言えることのですが、主人公のことを好きなのはわかりますが、なぜ好きになったかが、よくわかりませんでした。幼馴染なので好きなのはわかりますが、好きになったエピソードがあるともっとよかったと思います。

オーギュスト
　一番、驚いた。この一言につきます。ＥＤに至るまで、彼の目的が、主人公を守ると言っているだけで、話に何の絡みもみせず、ただ異端化したように思います。ヴィクトルにも言えることですが、オーギュストと主人公の幼いときのエピソードなんかがあったら、もう少し、異端化したときのトチ狂い方の説明がついたのでしょうか？あと、個人的に首都に留学したときの話があったらよかったのにな。

リチャード
　見た目はあんまり好きではなかったのですが、一番癒された。他のキャラは、はじめから完璧な人たちばかりなのですが、リチャードのみはこの話のなかで唯一成長した人物だと思います。劇的な成長ではなかったのですが、彼の成長は、ちゃんと書かれていました。

バラージュ
　この人目当てで買いました。しかし、悲恋しかなく、悲恋好きな私ですら、これで終わりとびっくりした。主人公の輪廻を断ち切ることが彼の目的であったことしかわかりませんでした。気になっていたアルトメイデンとの関係性が全く分からなかった。あと、いきなり主人公と愛し合っていたが、あれはなぜだ。

総括
　設定も絵も悪くなかったのに、中途半端すぎてとってももったいない。シナリオ個々をみれば、そこまでまずいものではないが、構成が悪い。参考までですが、2chで謎として残っているものを書き出していたので転写してみた。http://game14.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1208735433/l50x

ストーリーの謎
・物語開始でメアリが見る夢の女性は誰か
・アルトメイデンとは二人にとってどういう意味なのか
・幼馴染二人は人間なのか、魔物なのか
・それぞれにある二つのEDの関係性
・メアリ自身本当はどういう境遇で育った子供だったのか
・繰り返す理由はなんだったのか
ジェラルド
・ジェラルドの肖像画の人と夢の女性は同一人物か（メアリなのか）
・ジェラルドとメアリの関係は一体なんだったのか
・彼の城に一人（或いはED予定者）と一緒に行った時、城にいないのは何故？
コンラッド
・彼が異端審査官になったきっかけの出来事はなんだったのか？
・終章突然EDの間に一体何があったのか
・もう一つのほうのEDでメアリは一体どういう立場にいるのか
ヴィクトル
・自分で自分の能力の制御が出来ているのか
・オーギュストのことも知ってたのか
・メアリの異変をしきりに気にかけていたのはあの事件のことなのか（ならば何故今更だったのか）
オーギュスト
・変貌した魔物は何だったのか（吸血鬼なのか？）
・ヴィクトルのことをどれだけ知っていたのか
・リチャードの事件の時の彼は既視感だったのか、現実だったのか
バラージュ
・何故ダンケルハイトになってまで助けようと思ったのか
・片方のEDで輪廻を断ち切った後、メアリはどうなったのか

コンラッド
・誰が村に審問官を呼んだのか
・バラージュが村に来て2人で隠れた時にコンラッドが言ってた
「別の用事を済ませていた」という用事は何なのか？

ダニエラ
・ダニエラの借りとは何なのか
（まさか捨てた母親じゃないよね？年齢近そうだし）

イリヤ
・イリヤの好きな人は誰なのか
。

設定資料集で幾分か解決してほしいものです。できれば、完全版として売りなおしてほしいです。

　テレビはあまり見ないほうなのですが、うっかりつけてしまいおどる大捜査線をみていました。気づくと１１時あせりました。そして、案の定間に合わず。すいません。一応、昨日づけでアップしておきます。今日の分はお昼くらいにできたらいいな。そして、二つくらいアップしたいとか考えています。ムボーと思いますが、希望はでっかく行きたいと思います。ではでは。

　パレドゥレーヌロワイヤルをしていましたが、難しいデス。こんなに殿下以外は大変と思いませんでした。特に、黒貴族。自身はたぶんもっとも強い部類に入るのに部下が使えない人ばかり。未だに、王様になれていません。やっぱり王族ってすごいのですね。ハハハ。
　どうやったやら黒貴族で制覇できるのでしょうか。だれかできた方、教えてください……。

　本当にお久しぶりに書きました。もう書かないと思っていただけにちょっとビックリしています。パレを書いただけでビックリなのにカウントダウンまで始めるしまつ。それだけパレを愛しているのかな。すでにパレはメッセで予約しております。ついでにアラロスのほうも予約していますから同時進行で進めるつもりです。アラロスのほうもなにかやりたかったのですが、気づいたらもう明日ですし、むりぽいです。時間と気力がありましたらなにか一つくらい書いてみたいかも。
　秋の夜長の読書に一つ紹介。ALICHINO　アリキーノ/珠黎こうゆというのを読んでいました。漫画ですが、本に絵が綺麗のひとことに尽きます。何でも一枚かくごとに二日かかると言われています。それくらい手間のかかった絵です。内容をちょこっと紹介しますと、アリキーノと呼ばれるどんな願いでもかなえる存在に唯一死を与える主人公、継ギリ。しかし、アリーキノの敵でありながら、継ギリ自信はアリーキーノにとって極上の魂を持つ存在でもある。継ギリはロウショキというアリキーノから命を狙われ、大切な艶儒が攫われてしまう。継ギリは艶儒を取り戻すためロウショキのもとへむかう。というお話です。内容は詩的ではっきりいって好き嫌いが分かれる作品かと思います。しかし、本当に絵は綺麗。細かいところをここまで描けるひとは少ないです。
　では明日は、騎士のだれかにしようと思いますのでまた！！